バイクシート用のメッシュ座布団の効果がすごい

昨年までは夏場も普通のシートのままでの走行に特に不満はなかったのですが、メッシュのシートカバーを導入したら通気性のよさにびっくり、ほんとにお尻の下を風が抜けるんです。少し足付きが悪くなるのを我慢しても導入した価値はありました。

いままで、自分のまわりには、少しでも楽してバイクに乗ろうという人がいなかったようで、メッシュ座布団を勧めてくれる友人もいませんでした。

最近、ネットで知り合ったバイク乗りの人、とくにエストレア乗りの人と情報を交わすことも多く、彼らの投稿写真にメッシュカバーがかかっていたため心奪われたわけです。

シートカバーは、特に夏に限って使うものではなくて、中高年のお尻が弱い人たちに通年愛用されているようです。中高年になると我慢が足りなくなるの?いえいえ、中高年が果たしてどの年齢層なのかわかりませんが、若いときより主体的にバイクライフをエンジョイしてるわけでしょ。わざわざ年取ってもバイクに乗る人の気持ちっていうのは、乗る人にしかわからないので説明は不要ですね。

話が逸れましたが、シートカバーにはメッシュ以外にも有名なジェルタイプや空室を連結したものなんかがあって、ツーリング時にお尻が痛くなるのを予防するというのが主目的。バイクのシートの形状とか材質に依存することも多いのだろうけど、私のエストレヤのシートはお尻には比較的やさしくて、痛くて大変な思いをしたことはありません。つまりお尻痛の軽減ではなく、今回は暑さ対策が主目的です。

購入したのは、コミネの3Dエアメッシュシートカバー2層アンチスリップ ブラック L(360✕330)と M(270✕260)です。当然ながら左がLです。

比べてみるとこんな感じです。その他にもslimというのがあり、私と同じエストレヤに装着している方もいました。タンデムベルトにかかってしまうので、若干見栄えが悪い気がします。

2層構造になっていて間に手が入ります。アンチスリップの名の通り、シート設置面は滑り止めが施されています。装着はシートを外して、シートの裏でベルクロで止めるだけの簡単なものです。

L(上の写真)はピッタリといえばピッタリですね。ただ、このほんの少しの横幅が私の足付きを悪くします。厚底ブーツを履いていたときだったら許容範囲なんでしょうが、妥協しないことにしました。

Mは、小さめに見えますが、私の場合、このエリアからお尻が出ることはなく、ピッタリで無駄がないサイズです。シートの下に回すベルトが長すぎで扱いづらいですが、短いよりはマシですね。

前方のベルトは前寄りに引っ張るように回すのがよいです。つまり、2本のベルトはそれぞれ前へ後ろへ引っ張り気味にして装着しましょう。

最初は何も考えずにシート下に回したらこんな具合に。これではシートカバーが中央に寄れてきます。

ベルトを前後に引っ張って回すとこんな感じです。同じものですが、下の写真のほうがスッキリしてますよね。サイズはMです。

上が最終案です。悪くないでしょ。

今回選んだコミネのシートカバーはどれも2層構造のメッシュのものです。前に書いたように暑さ対策のためなのでメッシュを選びました。

バイク用のメッシュカバーは多くの種類があり同じくコミネの2層でないタイプもあります。

お値段も2層の半分くらいで、お安いですが、レビューを見たら滑るという評価があったので、なるほどと思い2層にしたのですが、実際は滑ると言っている方は少数でかえって足付きが悪くならないなどのよい点もありますね。滑る場合は、市販の滑り止めを合体させることもできそうです。

私の場合は、夏の暑さ対策での使用なので、暑い季節が終わったら取り外します。利用する期間は6月~9月の3ヶ月ほどです。

メッシュカバーの効果は、通気性もさることながら暑い時期は、降車してしばらくするとシートが熱々になってしまいますが、メッシュ部分は熱くならないので助かります。また、大雨のときも水が溜まってこなかったです。

濡らしたあとそのまま放置してると滑り止めがシートにくっついてしまいますから外して乾かしたほうが長持ちします。乗り方にもよりますが、2シーズンは使えますね。

すでに2シーズン使ったのですが、現状に不満はなかったので次回もコミネのものを使うかもしれませんし、ちょっと冒険して他メーカーのものを使ってみるかもしれません。

こちらは、シートをすっぽり覆うタイプのメッシュカバーですが、汎用品なのでサイズが合うかわかりませんが、次回の選択肢に入っています。

Bitly

バイク自体が快適な乗り物ではないわけだけど、いかに自分と折り合いをつけるかということだと思います。猛暑の時期は乗らないのもひとつ。ずっと乗らなければそれほど乗りたいとも思わなくなるのがバイク。暑くても寒くても、雨でも乗りたいという気持ちがあれば、環境に対応するための体力と心づもり、そして自分の予算で導入可能なツールを使うなどして、がんばりましょう。

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