成田山新勝寺の御開帳に行ってきました。少し前に成田山近くの宗吾霊堂に行ったので、ルートは途中まで同じで環七→6号線→464号線→県道18号線のルートです。
出発時間は朝6時少し前、5月中旬にしては肌寒さなどは感じられず絶好のツーリング日和となりそうな予感。
第一休憩地点は464号沿いの敷地内にコインランドリーのあるセブンイレブン市川大町梨街道店です。水分補給をしながらルートの再確認をしつつ、30分ほど休憩して8時に出発しました。464号で北総線、新京成、東武野田線とローカルな私鉄の線路を通過して、北総線と並走する制限速度が70キロの道路をひたすら走ります。所々に「ここは高速道路ではありません」の看板がありますが、まったくスピードの抑制にはなっていないようです。
もちろん私は法定速度内の走行です。
印旛沼を過ぎて二本榎木跡碑を右に曲がり県道18号に入ると間もなく到着のはずです。成田山の周囲に駐車はいくつかあるのだけど、バイク駐輪場がある駐車場は弘恵会土屋駐車場だけのようです。
Googleの案内がまたダメで、少し迷ったこともあって、まだ人の少ない表参道をゆっくり走ってみました。
表参道を下ったあと、ひとまわりして18号に戻って土屋駐車場に無事到着したのは9時半。休憩時間も入れて約70キロの走行時間は3時間半ほどかな。土屋駐車場は2輪を含めすべての車両の駐車スペースがある広い駐車場です。
御開帳の期間(4月28日~5月28日)のため大型の予約を含め4輪の駐車スペースは、9時半時点でほぼ満車でしたが、2輪スペースはまったく安泰でした。2輪駐車料金は1回300円。ちなみに普通車は800円です。バイク駐輪スペースは入り口を入って左側で、管理室の前なので安心です。
バイクを降りて左側の坂道を登って大本堂に向かいます。総門のほうに出たい場合はトンネルを通るとよいです。
今年は10年に1度の御開帳です。大本堂前に建立された大塔婆。大塔婆に結ばれた五色の御手綱は大本堂の御本尊不動明王の御手へと続いています。本日は子供安全大祈祷会稚児御練りがあるためか、大本堂前はロープが張られていました。
右側から迂回して大本堂へ。大開帳期間中の御護摩祈祷後、大本堂で内陣参拝した後に、もれなく倶利伽羅龍王の朱印を押印した内陣参拝「剣札守」が特別に授与されます。
お護摩は9時から15時まで1時間おきに行われています。私は10時の回のお護摩に参列しました。多くの方が参列していましたし、ひとりひとり内陣参拝するため、時間がかかりましたが、ゆっくり御手綱参拝することができました。
参拝後別の出口に誘導され剣札守の説明が記されたものと「剣札守」を授与されました。「剣札守」は、大本堂正面、御本尊不動明王御宝座におまつりする倶利伽羅龍王御分身の護符です。 お不動さまのお持ちになる利剣に龍が巻きついたお姿で、天を突く剣は三毒( 貪・瞋・痴)の煩悩と罪障を取り除くとされています。
寺務所に御朱印帳をあずけて、特別開扉の奥の院にお参りします。ちなみに成田山では6ヶ所の御堂で奉安されている御本尊の御朱印を拝受できますが、大本堂前の社務所では御本尊の不動明王の御朱印をいただきます。
特別開扉の開山堂。長い列ができています。
こちらは光明堂。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。こちらでは、大日如来の御朱印が授与されます。
光明堂の後方に奥の院の入り口があります。頭を低くして奥の院に。看板にあるとおり奥行き11メートルの洞窟で正面に不動明王の本地仏である大日如来が奉安されています。
まだ、参拝するのに列はできていませんでしたが、ゆっくりお参りという感じでもありませんでした。
普段は公開されておらず、毎年7月の祇園会と祇園祭の期間のみ開扉されるのですが、御開帳の1ヶ月間も公開されています。
入り口の写真を撮ったときには気づかなかったのですが、後日このブログを書いているときに入り口の左右に板碑(板石塔婆)があるのを知りました。次回じっくりと見たいと思います。
奥の院参拝後、西洋庭園で休憩。階段を降りて噴水の前に出ました。11時ですが人も少なく幸いにもベンチが空いていました。
朝早い出発でしたが、おにぎりを持参したので、こちらでいただきます。ツーリングにおにぎりを持参するのはわけがあるのですが、それはまた別の機会に。よく晴れて、この時間は少し暑いくらいなので、しっかり水分補修しました。9時過ぎに到着したので、すでに2時間、そのうちお護摩の時間が1時間あるので、1時間ほど歩き回ったことになります。
こちらは開基1080年祭記念事業として建立された醫王殿。健康長寿と病気平癒の祈祷所です。
三社。左から白山明神、金毘羅大権現、今宮神社。
額堂、中のようす。額堂は信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物です。七代目市川團十郎の石像があります。
鬱金の桜。平成10年、成田山開山寛朝大僧正1000年御遠忌記年樹と記されています。
総門をいったん出て表参道を少し歩きました。成田山といえば米屋の羊羹、私は塩羊羹が好きなのだけど、お土産も自分用なので買わずにぶらぶらしただけ。
再度総門を入り、仁王門へ向かいます。
仁王門の裏手の亀池から階段を登るとこわれれ不動がありました。説明書きにある通りこのお堂は何度修復しても壊れてしまうのでこわれ不動と呼ばれているそうです。なにかの身代わりになってくださったのですね。
人も多くなってきたので信徒会館を通ってトンネルを抜けて駐車場へ。
バイク駐輪場はガラガラで、バイクで行く分には駐車スペースの心配はしなくてもよさそうです。
駐車場で休憩していると、二人乗りのライダーさんが到着。私はもう帰路に着くわけだけど、私の大宮ナンバーを見て話しかけてきました。彼らのナンバーは野田でしたが、実家が戸田とのことで親近感があったのでしょう。
私はもう帰る旨伝え、ライダーさんに陣内拝観でお守り授与しているので時間があれば是非と。
帰り道、宗吾霊堂に寄り、自宅までの中間地点である房の駅鎌ヶ谷で休憩。地元の方の買い物エリアのようです。休憩スペースはありましたが、ゆっくりできる感じではなかったです。
店内の農水産品を見ていたら、ソフトクリーム売り場が盛況でした。千葉産落花生ソフトがすごく美味しかった。JAF会員証提示で割引になります。
ここまではスムーズに来ましたが、早めの時間にも関わらず後半は各所で渋滞しました。千葉方面はほんとに行きはよいよい帰りは恐い。途中、外観の下の道を選んだらこれが大失敗。素直に水戸街道のほうがマシでした。
往復下道で150キロ、境内の散策が3時間ほど。お不動様が見守ってくださり、成田山御開帳ツーリングは、無事に終了しました。
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