今治の街を散策

きょうは夕食をひとりで食べなくてはならないので今治国際ホテルから今治駅まで散歩しながら食事処を探すことにした。ホテルの裏手から出て今治駅まで歩く間に食事ができそうな店はファミレスが1軒あるだけだった。せっかく地方に来たのだからローカルフードを食べたい。しかし、手頃な店がみつからないまま今治駅に到着してしまった。ゆっくり歩いて所要時間20分程度。街のようすから想像できたが、駅舎の外観はきれいだが夕方5時という時間にもかかわらず、人がほとんどいない。予讃線は東京や大阪の電車みたいに頻繁に走っているわけではないからタイミングによってはこんなものなのだろう。

今治駅

それにしても、駅のまわりにも繁華街らしきものはなく構内にコンビニがあるのみ。駅への途中でタオル美術館という標識を見たのでそこをのぞいてみようと思った。今治と言えばタオルと言うくらい有名だというよりタオルくらいしか思いつかないのだ。タオル美術館の看板はあるもののいったいどこにあるのかわからず、人に聞くのもいやなのでキョロキョロと探し回った。

タオル美術館の看板が紛らわしい

そしてよく看板を見ると会計はコンビニMAXでと書いてある。もしかしたらコンビニの中にあるのかしらん?と再度コンビニの前まで行くとコンビニドアの前にタオル製品が陳列されている。

駅のコンビニ

何のことはない。ハンドタオルやタオル地の人形、タオル地のTシャツやタルト(ロールケーキ)などタオル美術館の製品がコンビニの中で売られているだけだ。実際のタオル美術館はここではないのだ。とんだ勘違いでした。

駅を後にして別の道をホテル方向に向かう途中、駅からほどないところにかめや食堂というのがあったが定休日かすでに廃業しているのか店が閉まっていた。ご覧のようになんかレトロでよさげな雰囲気だったので残念だ。

レトロたたずまいのかめや食堂

さらに市役所方面に向かって歩くと喫茶店のランチの案内が出ていた。すでにランチタイムではないのだが、喫茶店でもランチが酢かしわというのはいかにも今治らしく好感が持てる。

しかし、ここには入らず市役所の前を通り過ぎひたすら歩く。昼間ちょっとのぞきに行った大丸と反対側にアーケードがあったので、少し歩いてみたがご覧の通りのシャッター通りだ。なんだがゴーストタウンに来たみたいだ。

シャッター通り

この調子だと最悪ホテルの近くのコンビニ弁当になるかもと思いながらも、ほのかな期待を抱きつつアーケードの途中を右手に入ると焼き鳥「山鳥」の看板を発見。そうだ今治は日本一のヤキトリの街なのだった。その焼き方は関東の焼き台で焼く方式とは違い鉄板で焼くらしい。どんなものか一度くらい試してみるのもいいかなと思った。あたしは女子ひとりでも焼鳥屋に入るのに特に抵抗は感じないのできょうの夕食はここに決めた。