親鶏のチキンカレー

本日は親鶏のチキンカレーを作りました。はて?親鶏とは?一般に若鶏と呼ばれる食肉用の鶏ではなく卵を産ませるための採卵鶏(さいらんけい)が歳をとって規定量の卵を産まなくなった場合、廃鶏として処分されますが、その中の一部が親鶏として鶏肉店に並ぶのです。食用目的の若鶏はおよそ60日、最長でも180日程度で出荷されますが、採卵鶏は2年から2年半卵を産み続けます。当然ながら生後2年の鶏の肉は硬くて弾力があります。ソテーやから揚げでは硬いのでという方も水炊きやカレーなど長時間煮込む料理ならば柔らかく仕上げることができます。親鶏はいくら煮込んでも皮もはげないし鶏のお味がしっかり残っています。うちはチキンカレーは親鶏が定番。ポイントは煮込み時間です。最近の市販のカレールーは煮込まなくても美味しいカレーができるのですが、親鶏を使うときはルーを入れないで最低でも70分、ルーを入れてから20分以上は煮込み時間が必要です。

親鶏カレー

材料(4皿分)
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ハウスプライムジャワカレー辛口 5ピース
親鶏モモ肉 2枚(300g)
ジャガイモ 大1個
人参 中1/2
タマネギ 大1個
ローレル(ホール)1枚
水 1000CC
サラダ油 大さじ1
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■作り方
1.ジャガイモと人参は皮をむき好みの大きさに切って水につけてアク抜きをする(20分程度)。
ジャガイモを水につけると煮くずれしません。
2.タマネギは、大きめのクシ切りにする。
タマネギは切る前に冷蔵庫で冷やしておくと目が痛くなりません。
3.親鶏モモ肉は細かく包丁を入れ一口大に切る。
4.フライパンにサラダ油を入れ親鶏肉を炒める。
最初は強火でこげ色がつ付いたら中火にしてよく炒めます。
5.別鍋に炒めた肉を入れ水600CCを入れて火をつける。
6.肉を炒めたフライパンにタマネギ、ジャガイモ、人参を入れてさらによく炒める。
肉や野菜をカレー用の鍋で炒めてはいけません。必ず別のフライパンで炒めるのが美味しく作る秘訣です。カレールーを入れたあとにつきっきりで混ぜなくても焦げ付きにくくなるので一石二鳥です。
7.5に6を入れて水400CCを追加する。
8.ローレルを入れる。
9.沸騰したら丁寧にアクを取り、弱火にしてリードクッキングペーパーなどで落としぶたをして90分煮る。
水が少なくなり具が出てしまうようだったら水を追加してください。
10.いったん火を止めルーを割り入れ完全にとかす。
11.再び火をつけ、木べらで時々かき混ぜながらとろみがつくまで弱火で20分以上煮込む。
別のフライパンで炒めておけば5分に1度くらい混ぜれば大丈夫。
必ず木べらなどでかき混ぜましょう。レードルで混ぜるとジャガイモがくずれします。
12.お皿にご飯を入れてカレーをかけてできあがり。
今回は16穀ご飯にしました。

タマネギはトロトロです。今回は煮くずれしにくいメークインを使用していますが、ルーを割り入れてからレシピより10分長く30分煮込んだので合計120分ほど煮ましたが煮くずれしていません。親鶏カレーは出来たても美味しいのですが、一日寝かした翌日の方がお肉がカレーになじんでまた格別です。鍋のまま放置しないで必ずタッパなどに移し替えてよくさましてから冷蔵庫で保存しましょう。チルドルームに入れると2~3日は美味しくいただけます。冷凍保存は残念ながらジャガイモや人参が入っている場合は食感が落ちるのでお勧めできません。

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