阪神の駅弁大会に行ってきた。正しくは『全国有名駅弁とうまいもんまつり』で、梅田阪神百貨店で1月23日~29日の一週間の開催だ。初日は避けて本日2日目、平日だというのになんてヒマな人が多いのだろう。並ばざるもの食うべからず。結局並ぶしかない。最初は広島の『活あなごめし』この前新宿の京王のようすからも活あなごめしの人気度合いは予想していたものの、平日の90分待ちは意外。でも並ぶしかないな。京王の時は休日だったが40分待ちだった。阪神は今回発参戦といいながら、階段近くの場所取りは列が長くなるのを想定してのことだろう。「90分待ち」の看板の後ろの上り階段の列はたいしたことはなく、実際の待ち時間は50分くらいだった(1260円)。
次はとなりの氷見駅の『ぶりかまめし』、こちらは実演ながら列はなく即購入。ぶりかまめしってますのすしで有名な源が発売している限定品で、めったに買うチャンスがない逸品なのだけどあんまり人気ないのかな?ぶりかまめしはぶり釜めしではなくて、わさび風味の酢飯の上に敷かれたワカメの上に骨までトロトロに柔らかく煮込みさらに、甘辛ダレで焼き上げたぶりのカマがどんとのっかている。カマというのは魚のエラの後ろの胸ビレのあたりの部位で1匹から2個しかれない貴重品だ。冬季限定商品のようで源のHPなどにも掲載がない。氷見駅のキオスクか京王か阪神の駅弁大会でしか手に入らないまさに幻の駅弁なのだ(950円)。
そして最後に米沢の『牛肉どまん中』、こちらも階段の列に回り約30分ほど並んで購入。どまん中って言うのは山形産のお米の名称だ。その山形米どまん中に甘辛の牛そぼろと牛薄切り肉の甘辛に煮をトッピングしてタレをかけた牛丼風弁当だ(1000円)。
今回購入しなかったが、その他人気だったのは甲州カツサンドと駅弁ではないが物産展常連の北海道の雑魚亭。北海道の厚岸駅の氏家のかきめしも、京王発参戦で超目玉だった松江の泳ぎ牛弁当も阪神には出店しておらず、ゆえに活あなごめしに人気が集中したのか。今年は京王、阪神と続けざまに行ったこともあり、阪神の駅弁大会にかなり物足りなさを感じた。43回を数える新宿京王『元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』が日本一の駅弁大会だろう。どちらにしても駅弁大会は楽しいが、本来の駅弁の用途とは違った形で人気商品になるにはさまざまなパフォーマンスが必要だということか。奥が深い。おすすめの駅弁があったら是非教えてください。