豚汁定食は、関東ではドライブインやドライバーの多い食堂では寒い季節の定番だが関西ではあまり見ない。寒いところで豚汁を飲むと温まるんだな。おうちで作る具だくさんの豚汁は、お汁というよりおかず。ところで豚汁って、むかしはキャンプで飯ごうで作る時以外は、豚肉と野菜を炒めてから煮てなかった?でも、日本放送協会制作の番組を見ていたら美味しい豚汁の作り方は、「炒めない」「野菜から煮る」らしい。これってキャンプでやってた方法だ。ということで、最近はこんな作り方が主流みたいです。
材料(2人分)
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豚肉300g
大根100g
人参小1本
ごぼう1/2本
こんにゃくハーフのもの1個
木綿豆腐小1パック
長ネギ1/2本(薬味用)
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水750cc
味噌大さじ6
醤油大さじ1
酒大さじ1
七味唐辛子少々
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■作り方
1.大根、ごぼう、人参はそれぞれ食べやすい大きさに切る。ごぼうは水につけてアク抜きする。
2.こんにゃくは食べやすいサイズに切って湯通しする。
こんにゃくはアク抜きしたものであれば切ってそのまま使ってもよいが、さっと湯通しすると味がしみやすい。
3.豚肉を一口サイズに切って15秒~20秒霜降りする。
※霜降りとは、魚介類や肉類の下ごしらえのことで、熱湯をかけたり、熱湯に通したりすることです。ここでは、鍋にお湯を沸かして火は止めずにさっと15秒ほどお湯をくぐらせます。火を止めないのは肉を入れることによってお湯の温度が下がるからです。
余分な脂を霜降りして落としておくことで煮るときにアクが出るのを防ぎ、かつうまみや香りを封じ込めるのです。
4.アク抜きした野菜とこんにゃくを鍋に入れ水4カップ酒大さじ1を加えて火にかける。
5.煮たってきたら火を弱め7分ほどしたら大さじ5の味噌を入れる。
6.3の豚肉を入れる。
※豚肉は最初から煮込むとうまみや香りが飛んでしまうので、味噌を入れたあとに入れます。
7.さいの目に切った豆腐を入れて、さらに7分ほど煮る。
8.残りの味噌をとき入れひと煮立ちさせる。
9.火を止める直前に大さじ1の醤油を入れて香り付けする。
10.どんぶりに盛り小口切りにした長ネギを散らす。
お好みで七味唐辛子をかけて熱々をいただきましょう。
豚汁の豚肉は通常はバラ肉を使うが、うちはダイエット中なのでモモ肉を使用した。いくら具だくさんといっても、あまりに量が多すぎると思うかもしれないが元々2回分の量なのだ。あまった豚汁を翌日いただく場合は、あらかじめ別容器に残す分だけ移しておくと具が柔らかくなりすぎない。煮詰まったものに翌日水を足していただいてもおいしいのだが、あたしは鍋に料理を入れたままにしないことにしているのでタッパなどに移し替えて冷めてから冷蔵庫に保存する。鍋のためにも料理のためにもその方がよいのだ。めんどくさがりやだが、おいしく食べるために、こういうことはマメです。