南京町の中秋節

期間限定の中秋月餅を買いに神戸の南京町に行ってきた。中秋節のイベントが昨日から行われている。昨日の初日は獅子舞や龍舞があったようだが、きょうは餅つきとチャイナドレス写真撮影という地味なイベントのためか、土曜日にしては人が少ないようだった。
ちなみにチャイナドレス写真撮影というのは、チャイナドレスを着た人は無料で記念写真を撮ってもらえるというもの。京劇衣装のレンタルで有料撮影もやるらしい。餅つき大会というのも子供にはただで1個だけ配るが大人には1個100円で販売するという中途半端さ。餅を買ってる人をみかけなかったけど、餅はスタッフが持って帰るのだろうか。

餅つきが行われているイベント広場

餅つきなどが行われているイベント広場

まあ、中秋月餅を買うのが目的だから、そんなことはどうでもよい。ちなみにこのイベント会場でも中月餅を1個400円で販売していたけど、だれも買ってない。それに、わたしがほしいアヒルの卵入りでなく、栗入りの月餅だったので買ったらがっかりだ。
お昼はグリル一平で満足しているから、歩きながら買い食いをすることにした。まずは、エビ入りにら饅頭。3個串に刺して売っている店と、ばら売りの
店とあったが、いろいろ食べたいのでばら売りの2個300円というのを買った。
続けて焼き餃子、焼き餃子はやや邪道な気がしたが、焼売とソーセージもおまけしてくれたし、なかなかおいしかった。さらに、揚げたてのエビ団子(200円)。

エビ団子やシュウマイ北京ダック

この時点で結構お腹いっぱいだたが、香港ラーメンという看板に引きつけられてしまった。店の前で食べている人のようすを伺う。香港ラーメンはわたしの大好物なのだよ。
でもほんとうに香港ラーメンなのだろうか?食べてる人のを見ると確かに細い麺なのだが、あまり硬そうじゃない。いままでもニセの香港ラーメンを何度も食べているので、慎重にならざるをえない。
それは、すでにもうお腹がいっぱいだから、このラーメンを食べると、帰りに寄る予定のたこの壺で明石焼きが食べれなくなる。
吸い寄せられるように店の前まで行き、麺を見る。やや縮れ方が少ない気がするが、硬めのたまご麺のようだ。200円の小というのがあったので、それを注文した。ここで、連れの同居人がショウロンポウ(200円)も食べたいという。うーん。

ラーメンは、メンマかザーサイかどちらを入れるか聞かれた。どっちもどうでもよかったが、メンマと応え、辛味噌を少し入れてもらう。あと、小さいチャーシューとネギだ。
おそるおそる麺をすすってみると、硬い麺だ。香港の麺ほど硬くはないが、200円は生きた使い方をした。スープは、チキンラーメンのスープみたいだったが、熱々だったので、これはこれでOKとしよう。
ショウロンポウは、まずくはないが、いまいちだった。熱々ではなかったから、口の中をやけどするようなことはないが汁が出てしまって、立ち食いには不向きだ。
さらに、向かい側のおかゆ屋でアワビとフカヒレかゆ(350円)を食べた。残念ながら明石焼きは次の機会にしたほうがよさそうだ。また来ればいいし、無理に食べても仕方がない。
忘れずに、中秋月餅を2種類買った。両方アヒルのたまご入りでひとつは、蓮の実入りのあん(550円)でもう一つは普通のあずき(500円)にした。さすがにいくつも食べられるものではなく、1個で十分の季節商品である。好物の中華かりんとうもなつかしの亀ゼリーもきょうは十分堪能したので買わなかった。
懐かしの亀ゼリーを横目で見て中華街をあとにする。

亀ゼリー