バイクで巡る行徳浦安観音霊場

行徳浦安観音霊場の一番札所である徳願寺に何度目のチャレンジで到着したかというと7度目でした。2月26日から始めて当初はオープンしているすべての観音霊場を何回かに分けてバイクで廻る計画でした。

事前にGoogleMapやブログを書いている人のデータで予習もしたのだけど、いざ行ってみると分岐で逆の車線にいて先に進めなかったり、曲がりそこなって元に戻ろうとしたら元に戻れなかったりと途中断念の連続でありました。そもそも車でも行ったことがない道をひとりで走るのは人生初めてのことなので、人生を終わらせてしまったり棒に振ったりする事案が発生しないように慎重に取り組みました。無理な車線変更やすり抜けはしない。道を間違えて気持ちが落ち込んだら近くのコンビニに寄ってその日は潔く帰路につく。15時には出発点に向かって折り返す準備に入る。これが原則で、道を間違えて体力を消耗することなく、精神的なダメージも受けずに翌日につなげることを重視。いまはGoogleMapのタイムライン機能でどこで間違ったのか復讐できるから、次の日には前回間違ったところはクリアーしてまた別のところで間違うといった繰り返しでそれが6回に至ったわけです。総走行距離は240キロ、所要日数は6日半でした。

ひとりで走るのは誰かに気を遣う必要もないし自分のペースで走れるから楽な部分もある。道に迷ったり転倒したり、バイクのトラブルが起きたときの不安はあるけれど、誰しもいつかは独りで走らなくてはならないのだからそろそろ慣れておく時期にきているのかも。ほんの数十キロの距離なんだけど何度もチャレンジして、やっと目的地にたどり着いた時は達成感というより、ほっとしたといった心境でした。初心者ならではの心境なのかも。永久に初心者だけど。

 

徳願寺山門

 

千葉県市川市の浄土宗の寺院徳願寺の山門。おりしも春のお彼岸でお天気も最高でした。自分のうちの先祖供養は昨日すませたのでお咎めもないでしょう。

徳願寺からいよいよ藤原観音堂へ
徳願寺は吉川英治の宮本武蔵にも出てくる浄土宗のお寺で、行徳浦安観音霊場の第一番札所でもあります。行徳は寺院が多く「戸数千軒寺百軒」と言われたお寺の街なのです。権現道といって徳川家康が鷹狩のときに歩いた道があるのですが、今回は見送りました。徳...