バイクで高速道路は年に何度も利用しないのでETCはついていない。だが、首都圏ツーリングプランETC2輪車限定で2日間乗り放題が今年7月14日から始まったため、ちょっと心が揺れた。もともとエストレヤを買ったときは高速道路も走るつもりだったのだけど、そのころは、わんこが小型に乗っていたこともあって、結局ETCをつけずにいままで過ごした。
エストレヤを買ったのは、2010年でだれも期待していなかった民主党がマニフェストのひとつとして高速道路無料化案を掲げていた。それ以前から休日割引で上限1000円で高速乗り放題というのもあったな。実際には1000円ポッキリで済んだことはなく、わかりにくいこと極まりなかった。
そして、東日本大震災が起こったのだ。
2輪車限定首都圏ツーリングプランはお得なのか
2輪のツーリングプランは、果たしてお得なのか。高速を利用すれば下道限定よりも短時間で遠くまで行けるし、体力的にも楽ちんだ。2輪のガソリン代は一般的には4輪に比べて燃費が良い分安く済む。
もちろん、燃料向上技術によって、私のエストレヤよりも燃費の良い4輪もあるわけだが。
2日間の判定がわかりにくいので、行くコース決めたらシミュレーションしたほうがいいね。該当ツーリングプランのコース内で日帰り2回もOKらしいが、日帰りコースも設定して欲しい。
そもそも2輪車の高速道路の独自料金区分は、社会基盤の整備の中でもいちばん実現しやすいものなんじゃないかの。2020年に販売台数100万台を目指すなら、なんの政策もなく(あったのかもしれないけど)200万台売ってた1985年ごろの社会情勢を振り返って見ろと言いたい。
少しの優遇プランでバイクブームが再燃するとかはありえないが、200万台売れてた頃のライダーが、冬眠から目覚めるきっかけになるかもしれない。もちろん、既存の2輪ユーザーにとっては、便利でお得なプランなわけで、ETCを付ける決め手にはなった。
料金所でエンジン切って、グローブをとって通行券を出して精算しなくていいわけだし、負担が減って、安全面でも大きく貢献してくれると期待したい。
ETC2.0助成キャンペーンを利用する
助成金キャンペーンって、わかりにくいのだけど、現在やっているのはETC2.0の導入助成キャンペーンで、2輪と4輪も対象です。2輪ETC助成キャンペーンのときは、助成金が15000円だったのに、ETC2.0の助成金は10000円で、アレちょっと残念かなとも思ったのだけど、キャンペーン参加店で、本体が15%割引になるオリジナルキャンペーンをやっていて、両方とも利用することができるのでした。私は2りんかんで取り付けたのだけど、ナップスでも同じ内容のキャンペーンをやっている(現時点です)。
2りんかんでは、さらにモバイル会員用の10%割引クーポンも利用できたので、本体価格からさらに10%引きになるという嬉しいことに。
モバイルクーポンの利用期間が土曜~月曜までの3日間なので、いつも利用する2りんかんではなく、取り付け予約が可能な2りんかんで予約した。
首都圏ETC2.0助成キャンペーンは、9月末までで先着50000台。少し早く始まった近畿圏の助成キャンペーンは2017年7月末から12月27日まで延長された。現在、首都圏は50,000台を超えても9月30年まで受付継続になっている。
ETCを取り付けるにあたって、参考にさせていただいた3つのサイト。
どのブログもかなり前の記事ですが、賞味期限は切れておらず、大いに役立ちました。個別にお礼も言わず、勝手にリンクまでさせていただきました。
ETC車載器の取り付け
ETC車載器は、ミツバの二輪車用ETC2.0 MSC-BE700、ETCを付けるならこれと決めていました。車載器本体、アンテナ、インジケータの3つの取り付け場所を決めました。ネットでリサーチした、上記の3サイトのひとつづつを導入させていただきました。
収納スペースがないエストレヤなので、本体はここしかないという、工具ケースのスペースにプチプチを巻いて入れるとピッタリと治まりました。
工具セットに場所を明け渡してもらっただけで固定はしていないので、カードの出し入れをする時は、下のように本体を引っ張り出します。
そして、インジケーターは、見やすい位置に付けたい。メーターの周りという発想を変えてハンドルクランプの手前に直張りで対応してもらいました。
一番悩んだのはアンテナです。とにかく目立たないようにしたかった。一般的にはミラーとかにステイで固定するのだろうけど、ハンドル周りが醜くくなるのは避けたいので、のりこさまの真似をしてメーターユニットに垂直に付けてもらいました。若干カーブしているけど直張りで、接着範囲も十分でした。
もし、はがれるようだったら、型を取って小さいステーを作ることも考えているが、いったんこれで様子を見よう。
作業時間は1時間半程度。作業後担当者から、簡単に説明がありました。驚いたことに、ETCのゲートを通過できるかどうかは、ぶっつけ本番とのこと。テスターとかで確認してくれるのかと思っていたのでショックだった。ゲートが開かない時はカードを取り出さなきゃならないわけだ。エストレヤのシートは、カギで簡単に外せるから大事にはならないだろうが、いざというときゲートが開かなかったら困るので、本番に備えてテスト走行してみないと。
あとで判明したのだが、ここでもうひとつ残念なことが。私が知らなかっただけなのだけどね。ETC or ナビを付けるときに、同時に電源取り出しをお願いすると、電源取り出しの方の工賃が半額になるそうだ(5000円→2500円)。
この日はETCだけのつもりだったけど、同時購入だと半額ですよって言って欲しかった。USB付いてないんだから、営業的にもほんとに一言言ってほしかったと思います。
万一ゲートが開かない場合でも、車載器を積んでいて、ETCカードがあれば料金はETC料金で精算されるのだが、ETC専用レーンの場合は、通行券が取れないので、誘導線内を通過して安全な場所にて係の人を待つことになる。怖いから走行テストはETC/一般のゲートにしよう。すでに、先の心配をしています。
工具はいずれ、ツールバッグでも付けて収めるつもりです。都会しか走ってないので使うこともなかったのだけど、一昨年、長野からの帰り道に転倒した時と、先日藤原観音堂で転倒した時も、左に倒れてクラッチペダルが曲がってしまい、シフトチェンジができなくなってしまったのだ。長野ではわんこが完璧に元通りに伸ばしてくれたし、船橋ではGSで応急処置をしてもらったけど、もしかすると自分でやらなきゃならないこともあるかもしれないから。
転倒したりして心細い時に、通りがかりの人が親切なのは気のせいで、心を許すのは危険です。バイクを起こしてもらう程度にして、その後はなるべく自力で対処しよう。そのためにも必要最低限の工具は携帯すべきね。
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