中冒険~桜は散ってしまったが幸手権現堂堤へ

出流山万願寺門前の出流そばの店いづるやへの往復200キロのツーリングは、帰りに足がつったりしたものの満願寺に詣でたおかげで無事に帰還できました。あれから2年~今回は幸手市の権現堂堤まで行きます。権現堂堤も車では何度も行っているものの高速ルート。今回の下道ルートは初めてながら、いずるやまでのルートの復習的なものです。道の駅庄和→権現堂堤→道の駅ごか→道の駅安行→出発点へ。さて、どうなるでしょう。
日曜日なので122号も普通の流れで298号はスイスイ。草加まであっという間でした。4号線は3回目かな。いずるやツーリングのあと、ひとりで道の駅ごかまで行ったことがあるのだけど、その帰り道、草加の交差点の手前で足がつった。

なんの前触れもなくかなりの確率で突然左足のスネがつるのです。駐車できるスペースまで我慢して走ったけど、駐車場に入った途端ホッとした感もあって、バイクを倒してしまいました。

近頃は、タチゴケすることもほとんどなかったのでショック。

走っている時は安定しているので、無用な取り回しの機会は極力設けないようにしています。100キロくらいなら、休憩しないで走るパターンです。何が楽しいのって思う人もいるかもしれないけど、私は目的地や道中のイベントにはあまり興味がなく、そこまで走ることが楽しいのです。ただ走るのではなく、乗り方で意識しなくてはならない部分も多いし、道も覚えなくてはならないし、課題が山積みだから美味しいものを食べたり観光する余裕がない。休憩してても先のことが気になるし、目的地での食事中も帰りのことが気になってあまり食が進まないのでした。

きょうもわんこが先導してくれるので、逸れないようについて行くことだけに集中。わんこが不機嫌にならないようにと、出発前はいつだってそう思っているんだけど、走り出すといろいろ不満が出る。自分の力量不足からの不満なんだけど、公道走行は危険だから、あまり無理なことをすると大変なことになりかねない。天が落ちてくるんじゃないか、そんな取り越し苦労がいたるところからわいてくるわけです。

平坦な道路なら低速走行は苦にならないんだけど、左折がやばいくらい下手。わんこが言ってたんだけど、手が短いから左折の時にどうしてもアクセルが戻りがちになるんじゃないかって。左折の時の減速ポイントも問題で、曲がってるときにクラッチ切ってることがある。左折の先に何があるかわからないでしょ。いつでも止まれる速度で、曲がる前に十分減速、ギアも一段落として目視して左折と、頭ではわかっているけど。バイクと一体になんていつなれるのかな。永久に無理な気がする。

ところで、足がつる原因ですが、毎回左足の指に違和感が出てまもなくスネがつるのです。自分のライディング姿勢に問題があるのか、むかし大怪我をしてリハビリ不足でつりやすいのか。教習所では長い距離乗らないから、まったく予測してなかった問題です。ベテランのわんこに聞いても環境が違い過ぎて解決しません。でも、怪しいのは足をステップにのせている時に足首に力が入っているのではないか。信号待ちで足をつくときにつま先立ちしてること。この2つを気にかけて、信号待ちではおしりをずらして地面に足の裏の全面積を必ずくっつけることを実践していたらその後足はつらなくなった。はじめのころは、信号待ちで1速に入れたままクラッチレバーを握ってましたからね。そのころから見れば少しは余裕が出てきてるかも。

さて、休日ということもあって渋滞もなく1時間足らずで権現堂堤の駐車場に到着。予想通り桜は散っていました。お花見時期が終わったので犬が人を散歩させているおなじみの光景です。さわやかな天気なので少し散策していたら、すぐそばの権現堂公園にヤギがいました。何度も来ているのに気が付かなかったのは、季節ごとの花を見て満足して帰っていたからでしょうね。

権現堂公園のヤギ舎ヤギの名前といえば「めい」とか「しずか」が定番ですね。田島征三さんの「やぎのしずかシリーズ」や木村祐一さんの「あらしのよるに」に登場するヤギたちや他の愛すべき動物たちのお話は誰もが読んだことでしょう。

権現堂公園に住んでいるヤギはヤクシマヤギだそうです。人間と触れ合うタイプのヤギはほとんどヤクシマヤギのようですね。小柄でおとなしい。でも成人のヤギは角もするどく子ヤギのように人懐こっくはありませんでした。下の写真のかわいい子ヤギが「しずか」です。

ヤギのしずかヤギとしばらく触れ合って思いがけずリラックスできました。いつもなら帰りのことが気になるのに、生命体のパワーでしょうか。ヤギたちに別れを告げ駐車場に戻って帰り支度をして出発です。来た道をゆっくり戻るので、明るいうちに帰り着けるはずです。途中道の駅ごかで休憩して、売店でとても気になった五霞ニンニクを購入。頭の中はペペロンチーノ。

渋滞もなく順調に、そして足もつらず無事に帰還できました。足はつらなかったけれど、別の問題が発生。右手の親指と人差し指の間が痛い。アクセルワークに問題ありですね。薄い皮のグローブのせいもあるかも。初心者は道具のせいにするのです。このグローブは検討するべき。

でも、きょうは自分的にはすごく満足のいく中冒険でした。わんこに感謝。