車内は部屋ではありません

公共広告機構の関西版のCMで「車内は部屋ではありません」というのがある。電車内での飲食や化粧、音漏れなどのマナーを守れという内容だ。
関西に来て、電車内や公共の場のマナーが悪いのには驚いた。旅行などで来たときに、違いは理解していたのだが、在住となると旅行者のときとは比較にならないくらいの重圧がかかってくるのだ。関西は相当レベルが低い、田舎と変わらない。
まず、どんなに混んでいても席を詰めようとしない。荷物を膝の上に置かないで、自分の横の席に平気で置いている。自分の前に人が立っていてもまったく平気なのだ。気まずい気持ちにもならないみたいだ。信じられない。
さらに乗車するときに整列しない。並んでいても割り込みは日常茶飯。混んでいても子供を膝にのせないし、たとえ膝にのせたとしても靴を脱がせない。
優先席に若いねーちゃんが座っていて老人に席を譲らない。混雑時でも足を組む。とにかく揚げるときりがないのだ。
わたしがよく使う地下鉄御堂筋線は、東京で言うと丸ノ内線のような大阪の動脈とも言えるエリアを走っている。しかし、乗客のマナーは丸ノ内線とはまったく違う。日曜日の後楽園の場外に向かうおじさんの方が100倍はマナーがいい。
阪急は少しはましだけど、JRや市営地下鉄は、ほんと地獄。
だから、あんなCMが流れるんだなあと納得なのだが、実情は変わってないので効果はないようだ。関西人の辞書には車内マナーという文字はないのだろう。