SAW3は怖すぎるんだって

東京ファンタでSAW3をと言っておきながら、ファンタがなくなってしまった。そのため一般公開を待つしかない。さっき「米ホラー怖すぎて公開危機」という妙なニュースを見つけたので、リンクを辿ってみたらSAW3のことだった。すでに、公開の日程も劇場も決まってるし、公開前のパブリシティなのかもしれないが、結局はアメリカで年齢制限付きで審査を通過したという内容だった。1のときもいくつかのシーンが問題になり編集し直して全米公開が遅れたのだったけなぁ。
以前ロシア映画のナイトウォッチもグロテスクなシーンがあって、日本公開が危ぶまれたことがあった。このときは、たしか米国の20世紀FOXが勝手にやらんと言い出したときいたが、指摘されていた場面も実際は全然凄惨ではなかった。結局公開されたが、それほど話題にもならなかった。ロシアでは、大ヒットし、第2部のデイウォッチも10日間でナイトウォッチの興行成績を上回ったらしいが、1度だけしか見てないので、映像の斬新さは認めるもののはしょった展開にややストーリーが追えない。原作もすでに翻訳されているので、3部ともでそろったら読んでみたいが、既刊のナイトウォッチ(バジリコ出版)は翻訳がひどいらしいのでちょっと躊躇する。原作といっても、原書を読めない自分らは訳本を読むわけだから、翻訳者が力不足だと、どんなすばらしい作品でも正当に評価されない。出版社は気をつけて欲しい。
ところで、バジリコ出版のホームページを見たら、社長が長廻健太郎となっていた。翔泳社の創業者の長廻健太郎なのだろうな。こんな名前そうはないからね。それでも、念のため新文化の過去のニュースを見たら

2002年の4月に会長に就任してバジリコの経営に参画

とあった。いろいろとお忙しいお方なのだ。近刊にデイウォッチはラインナップされてなかったけど、せいぜいきっちりした訳本をお願いしますよ。
話が逸れたけど、SAWは、はじめ東京ファンタで見た。ホラーと位置づけされれてしまうと、=怖い映画ととられがちだが、単に怖い映画ではない。もちろん残虐なシーンはあるけど、先が読めない展開に目が離せないし、自分としては注意深く見ていたつもりだったが、肝心の部分を見ていなくて、結末に唖然とした。
そしてSAW2。だいたいの映画は1がヒットして2を作るんだろうが、多くは前作を踏襲していて、きまったパターンでがっかりするか、お決まりの流れと結末で寝てても安心というのがほとんなのだが、SAW2は違った。恐怖のゲームに強制的に参加させられてしまい、ゲームオーバー=死というのは1,2に共通だが、1の展開と結末から2の展開も結末も読めないし、まさに1を上回る出来だっだ。
さらに1を見ていれば2の見方も変わるわけで、ヒントとなるディテールが各所に出てくるから、とにかく見逃してはならない。カメラが一瞬とらえた部分には必ず何かの鍵がかくされているのだ。それを見逃さなければストーリーの展開が少しだけ読めてくるし予測ができる。2は言葉にも鍵があって、結局予想外の結末だった。
だから、3はいったいどうなるのか、1,2を見たファンはとても気になっている。映倫の人は、意外と話がわかるはずで、心配しなくてもだいじょうぶだと思うけど、予定通りR-15で公開してほしい。