徳願寺を出発して迷うこともなく木下街道(きおろしかいどう)に入り20分ほどで植草せんべいの看板を見つけました。落花生ののぼりが千葉らしいです。幸いお店も開いていたので、まず御朱印をお願いして、藤原観音堂の駐車スペースを尋ねることにしました。本来お参りが先ではありますが、お参りしている間にお店が閉まってしまうなんてことになったら悲しいですからね。
行徳・浦安観音霊場は、廃寺になったり、併合された寺院もあり賑わっているとは言い難く、藤原観音堂の御朱印は自治会で持ち回りとのことです。ずいぶん前のネットの情報を頼りに来たのですが、現在も植草せんべいさんが担当しています。御朱印はお寺のように願文や名号を書き入れることはなく印を押すだけですよと言われましたが、特別にお願いして日付を入れてもらいました。
観音堂はここから100メートルほどなのでバイクを預けていくことに。駐車スペースはあるそうだけど、まずは行ってみることにしました。
そして、念願の藤原観音堂です。GoogleMapやいろいろな人のブログでも見ていたのですが、やっと来たかと思うと感慨深いです。小さな森になっていて、前にバス停があるのでバス待ちの人のじゃまにならないように写真などを撮りました。観音堂の裏に3台分の駐車スペースがあります。裏には墓所があってお彼岸なのでお参りの人もいます。
観音堂由来案内板によると、本尊の観音菩薩立像は高さ90センチの木製で、製作年代は鎌倉期もしくは江戸初期と推定されるとある。土地の人々には身代わり観音と呼ばれる秘仏である。詳しくは観音堂由来案内板にて。
本尊の観音菩薩立像は33年に一度公開されるらしく、ネットの情報によれば、次の公開は2027年らしい。
中を覗いてみました、もちろん暗くて何も見えません。
観音堂の裏の駐車スペースも空いているので、植草せんべいさんに預けてきたバイクを取りに行ってここまで移動。道路から入ってすぐの比較的安全なところに止めようかと思ったものの、結局、観音堂と書かれた砂利の危険な区画まで押してきて慎重に止めた。
そして、これがこのあと大変なことになるとも知らずに、観音堂の裏の墓所にお参りに来た人たちを眺めながら、おにぎりなど頬張りしばし休憩タイム。
藤原観音堂は行徳・浦安観音霊場の番外札所で、本来は霊場の1番から33番までを3度廻ってから最後に100番で結願するとのことです。私も最初は3度は無理にしてもひと通りは廻ろうと思って始めたのですが、1番の徳願寺になかなか着けなかったので、徳願寺からまっすぐ観音堂へ来たのです。お参りは順序というより気持ちの問題ですから。今後も施しを忘れず、功徳を積んで生きていけば、かの誰かも見守ってくれることでしょう。
帰りの準備をして、砂利の上に止めたバイクを出すときは慎重に無理のないように何度も切り替えしてなんとか出口の方に向けるのに成功。一息ついて、いったんスタンドをかけて、さあ乗ろうとしたら、身体とバイクが左側に傾いたのです。踏ん張ることもできず、左足がバイクの下敷きに。一昨年もこの体制でバイクに足を挟まれ第5中足骨骨折したのでした。
(トホホ)お墓参りの人たちが駆け寄ってきてみんなで起こしてくれて、身体は大事にはならなかったようです(最終回へ続く)
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