昨年に続き今宮戎神社の十日戎に行ってきた。10日の一番混んでる時間帯に行ったのだから仕方がないと言えば仕方がないのであるが、とてもじゃないがお参りできる状態ではない。
それにしても、関東の酉の市とは大違いだ。警官や警備員も少ないし、でれでれしていてまるで緊張感がない。イベントでの整列歩行に慣れている者には大変なストレスである。無頼の徒は逆行もおかまいなしである。迷惑はかけるものなのだ。
関西人は自分さえよければいいので、押し合いへし合い、30年前と比べて少しはマナーがよくなったと思いきや、こういうときには本性丸出し。あとから来ても我先にで割り込みも、人をどつくのも全然平気で、人が怪我しようが子供が転ぼうがお構いなしだ。笹をもらって福娘に飾りを付けてもらうのもきちんと並べない関西人にまざって遠慮しているといつまで経っても順番が来ない。
結局怪我をするとつまらないので、お参りは気持ちだけで回避した。君たち人を蹴飛ばしてお参りしても御利益はないよ。行かなければいいと思うかもしれないが、諸般の事情があるのだ。
でも、今回は昨年よりは、少しは環境改善された。それは、今宮戎神社に行く前に、新世界の丸徳という沖縄料理のお店で名物のホルモンうどんを食べたことだ。
もちろん関西なので牛ホルモン。これが、またお安くて400円。値段からして、お酒を飲んだあとに軽く食べるものなのだろう。ボリュームには欠けるし、うどんは立ち食いのうどんみたいなのだが、ホルモンと出汁はそうとういける。うどんの他に日本そばと中華そばもあって、どれも同じ出汁をかけるようだ。ちなみに日本そばは「和そば」というらしい。東京感覚ではそば=日本そばなのだが、こちらではそば=焼きそばまたは、中華そばなのだろうか?奇天烈ではあるが、また行きたいお店だ。次回はホルモン和そばにしよう。
夜の新世界は何度か連れてきてもらったが、今日は今宮戎神社に行く前の時間帯だったので、人も少なくお店も混んでいなかったので、あたしがホルモンうどん、もうひとりはホルモンそばだけ食べたのだが、この店は基本はお酒を飲む店だ。飲んで最後の〆に、ホルモンそばを食べると言うのが正式なのだろうが、まぁ、混んでなかったのでよしとしよう。ホルモントーフはお酒にも合いそうだ。
この電飾の看板のテレビ・雑誌でおなじみの新世界名物”煮込みホルモンうどん、そば、トーフ”といううたい文句は大阪らしいが、一度食べるとくせになる。さらにはじめて入る沖縄料理店にありがちな居心地の悪さも感じなかった。新世界という場所柄なのだろうか?
新世界というところは、観光するにはおもしろいところだが、自分にはなじめないところでもある。