赤福が商品の「赤福餅」の消費期限を偽って表示、販売していたらしい。先日白い恋人の賞味期限改ざんで辞任した石屋製菓の社長は、かねてより『白い恋人』を伊勢の赤福みたいにしたいと豪語してたが、実は赤福みたいだったわけだ。おめでとう。石屋製菓の改ざん事件のときに、品質管理のしっかりした賞味期限2日の赤福と同列になれるわけがない、何言ってんだ、ちゃんちゃんらおかしい、へそが茶をわかすと書いたのだが、創業300年の師匠だったわけだ。どうせ今回も内部告発なんだろうけど。
その手口は、出荷しなかった赤福餅の包装をはがして冷凍保存し、解凍した日を改めて製造日と偽り、再包装して消費期限を改ざんというもので相当悪質。長期にわたって消費期限の偽装は続けられていたという。すでに販売は伊勢の直営店6店舗に制限され、キヨスクやサービスエリアでの商品の回収作業が始まっているが、6店舗の営業がなされていることに驚きだ。自粛しろ。
さらに、農水省は赤福が原材料名を「小豆、もち米、砂糖」の順に記載していたが、実際は砂糖の質量が最も多く、この点でも改善を指示したとのこと(JAS法は原材料名を質量の多い順に記載するよう義務づけている)。こういうせせこましい部分っていやだなあ。
名古屋に親戚がいたので、赤福は虎屋のういろうとともに子供のころからよく食べていた。個人的にも好感お持っていたし、後述の朔日餅はマーケティングのモデルとしても有名だ。お土産にもらったこともあるし、お使いものにしたこともあるのでショックだ。
今は新大阪など西日本の新幹線のホームでも売っているが、以前は名古屋駅でもJRのほうには置いてなくて、近鉄名古屋駅までわざわざ走って買いに行ったりしていたのだ。現在は、結構どこでも買えるから物産展などでも売れ残ったりしてた。赤福餅の箱には「伊勢だより」というその日にちなんだ文章と絵の入った能書きが入っていていかにもその日に作ったものと思い込んでいたのだが、あんなもの印刷だからなんとでもなるわけだ。赤心慶福の志も落ちたものだ。老舗度からしても北海道の石屋製菓レベルで終わらせないでほしい。
先にも少し触れたが、赤福は朔日餅(ついたちもち)といって1月をのぞく毎月1日にその月にちなんで発売される餅も有名だ。本店では午前4時45分から発売開始するが、整理券配布方式になっても相変わらず、整理券待ちの長蛇の列ができているが来月はどうだろう。とにかくこういう狡いことをする会社は根性をたたき直してほしい。
コメント
赤福よ、お前もか・・
伊勢ぇ~の名物ぅ~♪でおなじみの老舗・赤福が、こともあろうに賞味期限の偽装をしていました。