彦根チャンポン

きょうから琵琶湖、と大垣方面に行く。早朝の出発のつもりが寝坊して、9時半の出発となる。朝飯抜きで車の中でデンマークパンを食べる。遅い出発だったが、連休の中日であるため意外に道が空いていて、彦根に着いたのが12時半くらいだった。数ヶ月前にも彦根に来たのだが、そのときは、あいにくの雨だった。あまり下調べもしていなくて、ゆっくりお店を探す時間もなかったので、キャッスルロードで比内鶏の親子丼を食べた。まずくはなかったのだが、お味が普通なのに値段は普通より3割くらい高かった。
今回は事前にしっかりリサーチ済みだ。彦根チャンポンを食べることが決まってるから、彦根銀座のをかべという店に直行した。

をかべ

店を見て、絶対アタリだと確信する。をかべはちゃんぽんのほか麺類全般を扱っていて、「めん類をかべ」という看板になっていた。表通りから一本入った通りで外観は見ての通りだ。お昼時を少し過ぎていたが、家族連れ、女性の一人客、おじさんの二人連れと、幅広い客層で人気の度合いが想像できる。テーブルや、テーブルの上の調味料の容器もとてもきれいだ。お手入れが行き届いている。

やはり人気はチャンポンで、わたしたちもちゃんぽんを注文した。まずいわけはないと思ったが、あとは好みの問題で、いったいどんなものが出てくるのか緊張しつつ、店内をきょろきょろと観光客丸出しで見回すのだった。みんなそんなことは全然気にしないでおいしそうに食べてる。良い雰囲気だ、早く来ないかなぁ。
彦根のチャンポンは酢をレンゲに2杯分くらいかけて食べるのが一般的な食べ方らしい。これは、事前に情報をキャッチしていたので、知ったかぶりをして連れに教えた。ただ、まずは素のままのスープのお味を確かめることに。甘めだ。麺は、やや細めのストレート麺でかなり柔らかめだ。野菜と豚肉はたっぷり入っているが、あっさりしていて炒めていないようだ。

彦根ちゃんぽん

おうちで作る野菜ラーメンといった感じで、想像していたタンメンみたいなものではない。見た目はタンメンぽいが、タンメンとはまったく違う。もちろん長崎ちゃんぽんとは別物だし、あんをかけていない五目そばというのが近いだろう。

お酢をかけるのが彦根風らしい

途中で酢をレンゲ2杯分かけてみたが、確かにお味がしまっていっそう食べやすくておいしい。これで650円。キャッスルロードでお金使ってる人たちに教えてあげたい。さすが彦根独特の食文化を持っている。をかべの彦根チャンポンに大満足であった。
をかべ麺類店
滋賀県彦根市錦町1-27
0749-22-0464
OPEN 11:00~15:00
定休日 木曜