栄吉うどん再び

年明けの発の宿院の栄吉うどんです。しっぽくうどんと温盛の大ざるを注文しました。この時期しっぽくははずせない。松が明けて間もない平日なので、待たずに席に着くことができましたが、すぐに満席に。
値上げしたということだったので壁に貼ってあるメニューを見る。しっぽくが740円(旧価格700円)、ざる小=540円、ざる大=640円、釜揚げ小520円、釜揚げ大=620円で5%の値上げのようだ。ひとり2品以上頼むと節約できる金額130円を割り引いてくれるシステムは変わっていない。いまどきなんて良心的な店だろう。それにしてもこの程度の値上げで品質保持ができるのだろうか?これぞ企業努力のたまものだ。

大ざる温盛

まず温盛の大ざるを食べる。太めのそばは、オーダーを受けてから茹で、一度冷水で洗い再びテボで温めざるへ盛る。出汁のきいた常温の辛めのつゆに小ぶりな卵を入れていただく。薬味は青ネギとおろし生姜。そばに生姜というのはめずらしいと思うが、ここのそばにはよく合う。そばを食べ終わるころに、そば湯をそば猪口で持ってきてくれる。そば湯を飲み終わったころ、すかさずしっぽくうどんが登場する。
山盛で麺(うどん)は見えない。そそっと静かにおろし生姜をたっぷりのせるものの汁が出てこないので、煮物から静かにいただく。上から食べないと、具がこぼれてしまう。少し汁が見えたら生姜を汁となじませる。

しっぽくうどん

里芋、ごぼう、大根、人参によく味がしみているが煮すぎることなく申し分のない食感に感激。うどんの量はかなり多めなので、小食の人は、しっぽくだけにしたほうが無難だ。しっぽくそばもある。あたしは、どうしてもうどんと、そばが両方食べたいほうなのだ。しっぽくにこだわらなければ、小ざる、小釜揚げという「小小」もおすすめだ。それにしても、栄吉うどんの客はみなさん大食いで、年配の女性でも2品食べている人が多い。うちは、男女二人で3品なのだけど、けっこうなボリュームだ。
うどんが出てくるまでかなり時間がかかるのでお急ぎの方や待つのが嫌いな方には不向き。でもこのおいしいしっぽくうどんをいただくためなら少々待つのも並ぶのも仕方ないかな。そばを先にいただいたり、いりこでビールをいただいたり、はたまた、調理場の連携のようすを見ながら待つもまた楽しといったところ。
しっぽくは11月~3月までの季節メニューなので里芋のおいしいこの時期に一度は味わいたいものです。うちからそんなに遠くないのだけど、営業時間が短いので頻繁に訪れるのは難しく、ついつい欲深な注文をしてしまいました。次はしっぽくそばを食べよう。
栄吉うどん
堺市中之町西1-1-16
072-221-2761
OPEN 14:00~20:30(L.O)
定休日 日祝日
駐車場 4台(近隣にコインパーキングあり)

並んでも食べたい栄吉のしっぽくうどん
きょうは、釜揚げうどんがおいしいと評判の宿院の栄吉うどんへ行ってみた。店の場所と営業していることを確認してコインパーキングへ。店の外からは中のようすはわからないが、外に列ができてないからすぐに食事にありつけると思って引き戸を開けてビックリ。...