午前中の散策が終わりお昼を食べるために、次の目的地に向かう途中で良さそうなお店を探すことにした。三田牛を食べたいところだが、お腹が減って我慢できないので何でもよいことにした。
現地での勘が良いわんこがバイキングレストラン樅の木という看板を見つけた。バイキングレストランというのは、いかにもダメそうな雰囲気ではあるのだが駐車場を見ると混みあっているし、みんな姫路と神戸のナンバーだから、地元の人が来る店のようだ。
お腹も減ってるし、一か八か入ってみるか。外から中の様子が見えないし、入り口の雰囲気は準備中のようだった。カルトな人たちの集まりのための貸し切り状態だったらいやだなぁと思いながら、営業中を確認して中に入ると、2組の家族が順番待ちをしていた。
店内は結構広くて雰囲気はごく普通のファミリー向けのレストランのよう。お値段はランチバイキングが大人1360円で90分。時間制限があるのはイマイチだが、きょうはゆっくりする必要がないので名前を書いて待つことにした。
順番待ちのエリアにテレビがある。そこからは、残念ながら料理はよく見えないが、デザートバーにドライアイスの冷気が漂っている。
待つこと10分くらいで、お席に案内された。ビニールの花柄のテーブルクロスがいかにも田舎らしくて良い感じ。システムの説明を簡単に受けて料理を取りにいく。
お料理は、和洋折衷でどこにでもありそうなものばかりだ。まず無難に鳥の唐揚げ、サラダ、オムレツ、グラタン、野菜炒め、たらこスパゲティ、ピラフ、茶碗蒸し、そしてカレー。意外にカレーが辛くてスパイシーだった。野菜カレーと辛口カレーの2種類があって、わたしは当然ながら辛口にしたが、これが結構辛くておいしかった。
デザートは、自家製シャーベットとコーヒーゼリー、パンナコッタ、冷凍ライチ、オレンジそれに冷たい緑茶とホットコーヒーじゃ。プチケーキもあったが食べなかった。デザートは、シャーベット以外はわたしの好みではないが、2個目はいらないというレベルでまずいわけではない。
お料理はどれも家庭的なお味で美味しく食べられた。それに一度に大量に作るのではなく、あったかい料理が頻繁に運ばれてくるのは好感が持てる。
樅の木でいちばん感心したのは、休日のランチタイムということで子供連れのご家族がたくさん来ていたのだが、どこのご家族も子供がたいへん行儀がよい。走り回ったり、暴れたりしてお料理や雰囲気を台無しにしたりする子供がいない。大人が1360円で子供が800円だから、お値段が少し高めという気はしたが、この辺のご家庭は裕福なのだろう。だから、子供もちゃんと場所をわきまえて行動する。ほんと感心感心。知り合いのT一家は絶対に連れて来たくない。
満車の駐車場の様子とは違う雰囲気の入り口
バイキングレストラン樅の木
兵庫県加東市上三草1102-1
0795-43-0077
OPEN 11:00~21:00(ランチ11:00~14:00)