一蘭の関西一号店が道頓堀にオープンしたので早速偵察に行ってみた。席数が20ということなので、昼間は避けて終電が終わる時間を狙って行ったのだが、40人ほどの列ができていた。列が長くなっても隣の店に迷惑にならないよう考慮したのか入り口がとんぼりウォーク側だ。時間は午前1時で約30分待ちだ。オープンしたのが9月2日なのでちょうど一週間経過したところだ。
一蘭と言えば『味集中カウンター』といって隣の席との間に仕切りがあり正面はラーメンが来たら店員がすだれをおろすという念の入れようで若い人には人気。はじめて行ったのは東京の上野店だが開店からしばらくは常時長い列ができていて多いときは100人くらい並んでいた。
道頓堀店は1列のカウンター席が20席で店舗は2階になっている。店内に入ったらまず券売機で食券を買い(ラーメン=750円)、席が空くまでの間に渡されたオーダー用紙に記入する。
注文は着席してから呼び出しボタンを押して記入したオーダー用紙をお店の人に渡す。九州ラーメンは、麺の硬さやスープの濃さなどを細かく指定することが多いが、初心者は何をどう注文したらいいかわからないので、このオーダー方式は、初心者には大変便利だ。
わたしの定番は、味の濃さ=基本、こってり度=基本、にんにく=基本、青ネギ、チャーシューあり、秘伝のタレ=2倍、麺かため。
青ネギは関西でいう青ネギではなく、万能ネギ、秘伝のタレは2倍はけっこう辛いので、唐辛子が苦手人や子供は、なしにするか1/2にするほうがよいだろう。にんにくは基本ならば気にならない程度だ。
スープが温くタレが辛いので麺は硬めがお勧めだ。最初は少し硬いかなと思うかもしれないが、食べているとすぐにちょうどいい加減になる。オーダー用紙は英語・韓国語・中国語もあるそうだ。
一蘭の味集中カウンターは、特許出願中ということだが、仕切を設けて半個室になっていることで周囲を気にせず、ラーメンを堪能できるということだが、実際の所回転をよくするという店の意図もあるのではないだろうか。つまりは、ここではラーメンを食べるだけのスペースで、食べたらさっさと帰るほかないのだ。たしかに女性一人でも入りやすいとは思うが、ラーメン1杯食べるために30分も並ぶはめになる。はたしてその価値があるのだろうか。店の外の行列を見て「なんだこの列」と並んでしまう人もいるだろうし、今度食べてみようと思う人も多いはずだ。だから行列は欠かせないのだろう。あえて、ほどほどの列ができるようなオペレーションをしているわけだ。わたしは30分までなら並んで食べてもいいと思うが、それ以上並んで食べる気はしない。
子供連れや身障者が同伴の場合は、仕切を取り外すことができるので、子供連れでも大丈夫だし、小分けのお椀などの用意もあるようだ。この日は、たまたま20番の一番入り口寄りの席だったのでラーメンが出てくるまではやや落ち着かない気もしたが、食べ始めたらなんということはなかった。
一蘭道頓堀店
大阪府大阪市中央区宗右衛門町7-18-1F
06-6212-1805
OPEN AM11:00~翌6:00
年中無休
駐車場なし 近所に時間貸し多数あり
地下鉄なんば駅14番出口より徒歩4分
地下鉄日本橋駅 2番出口より徒歩5分