すごく話がそれてしまったので、そばの話はまたの機会ということで、本題に戻る。どうせなら讃岐うどんが食べたいと、少しリサーチしてみたが、一度行ってみたいと思っていた西田辺の讃岐うどんのゆきのは、とっくに終わっている時間だし、あまり遠出はしたくないので、ちょっと前から気になってた釜揚げうどんの店に行くことを提案した。もし、閉まっていたらかっぱグループで家族亭に売られちゃったけど家族亭よりおいしい得々うどんに行くということで折り合いをつけた。
堺東から中央環状に曲がる角のたこ焼きやさんのとなりで名前は山ちゃん。釜揚げうどん、揚げたて天ぷらの看板が、ずーと気になっていた。店の中が見えないので、万が一立ち食いだといやだから、店の前で徐行してもらった。ちょうど入っていく男のひとり客がいたので中のようすが見えた。引き戸を開けるとすぐカウンターで10人くらいしか入れない。ちょっと迷うなあ。迷っていると二人連れの男女が出てきた。残念ながらこの二人の顔のようすでは判断できない。外で子供が遊んでいるのも少し気になる。わたしにしては弱気になって、わんこの判断を仰ぐことにしたが、限りなくアピールしておいて、任せるから決めてくれといった。わたしのリクエストに応じて、万が一まずかったときの責任転嫁だ。悪いが決めたのはわたしではないからね。
店の中に入ってメニューを見ると、讃岐うどんだけではなく、河内のかすうどんもやってる。中途半端な気もするが、場所柄しかたないのだろう。まあおいしければいいわけだし。わたしは迷わず、かき揚げぶっかけ(700円)、わんこはかすうどん(600円)+おぼろ昆布(100円)のトッピング。厨房は右奥なので、よく見えないが、かなり長い時間ゆでている。先にわんこのかすうどんが来た。おいしそうではあるが、見ただけではわからないので、自分のを待つしかない。それから数分後、来た来たぶっかけが。やや濃いめのたれが、別の小鉢で付いてきて自分でかけるタイプだ。全部かけたが、ちょっと少な目。うどんをおそるおそる食べてみる。やや細めの讃岐うどん風だが、こしがあっておいしい。本格的な讃岐うどんとは言えないが、これはこれでかなりおいしいと思う。かき揚げは残念ながらこのうどんと比べるとだいぶ見劣りする。揚げたて天ぷらの看板おろしてほしい低レベルだ。天ぷらちゃんと揚げられないってことは脱サラレベルのうどん屋のはず。つまりは製麺機のレベルが高くなったということだ。次回来たとしたらおろしぶっかけだな。うどんは1玉、1.5玉、2玉全部同じ料金だから次回は大盛りにしよう。慎重なわたしはきょうは、はじめてだから念のため1玉にした。最初は最小でシンプルが基本、またはみんなが食べているものを頼むのが基本。
ということで、かき揚げをのぞけばおいしいぶっかけを食べることができて満足。わんこもかすうどんが気に入ったようでほっとした。帰りがけに何時まで営業しているのか聞いたら当面深夜2時までということだった。店の横にコインパーキングがあるので路駐はダメよ。店の前はタクシー(この店のお客さんなのから、ほんとは路駐はNG)が止まってて、それにバス停もあるからね。コインパーキングに入れてください。決まりですから。自分さえよければいいという考えは改めてください。