浅草梅むら&たい焼写楽

浅草観音裏の梅むらと言えば知る人ぞ知る甘味の有名店だ。まめかんの元祖の店としても有名で夜は男性の客も多かった。夜しか行ったことがなかったのだが、現在は夜は営業していない。あたしは、和も洋も甘味全般子供のころはあまり得意ではなかったのだが、お勤めをしていた出版社でいっしょに仕事をしていた人がすごく甘味好きで、ことあるごとに甘味屋かケーキ屋に連れて行かれ、慣らされたのだ。梅むらに通いはじめた頃はすでに甘味好きになっていたので、神楽坂の紀の善、上野みはし、人形町初音など、都内の甘味処はそれなりに食べ歩いていた。そんなあたしが梅むらで食べるのは、粒あんの田舎しるこ。 夏でも冬でも田舎しるこ(550円)です。

田舎しるこ

3年ぶりに食べたのですよ。東京を離れて早3年半。この日は閉店後にお店の外装のお手入れでもするのだろう。まだ17時前だったが、準備OK(笑)。

梅むら

以前は17時までやって休憩が入って19時から夜の部の営業だったのだが、現在は13時から休憩なしで18時まで営業して終わりだ。実は、それを知らずに2ヶ月ほど前19時ごろ行ってしまったら店が閉まっていた。帰りがけに息子さんに聞いたところ、もう3年くらい前から夜はやっていないとのことだった。東京に住んでいたときはいつでも行けたのだが、現在は新幹線で2時間半かかるところに住んでいるので月に一度くらいしか上京できず店の前まで行ってこの看板を見てがっかりというかショックでした。遠方から行くの方はくれぐれもご注意ください。

梅むら
東京都台東区浅草3-22-12
03-3873-6992
OPEN13:00~18:00
土・祝祭日13:00~16:00
定休日 日曜日

そして梅むらから言問い通りに出るとき偶然見つけたたい焼写楽の看板。こんなとこにたい焼屋あったっけ?でもとても気になり近づいて焼いているところをのぞいてみると一本焼き。1匹140円は少し高い気もしたが、店頭には待ちの人、それも若い男の子。梅むらのしるこの後でさらにあんこを食べるということは、当然あんこを比べますよね。店のようすからしてある程度レベルは高そうだが、おいしいしるこを食べた多幸感が台無しになる可能性もある。しかし、やっぱり一本たい焼の魅力には勝てず。かる~く良い方に期待を裏切られました。中のあんこが透き通るくらい薄い皮はパリパリ、上品なあんこをすっぽりと覆う、これはあんこがしっぽまで入っているという月並みな表現では及ばない、あんこを鯛の型で覆っているのだ。焼きたてなのであんこはアツアツでやけどしそう。でもね、江戸っ子だから熱いのはだいじょうぶ。アツアツのたい焼が食べられないようじゃ江戸っ子じゃないのだ。

そしてここは雰囲気がいい。あたしが店の向かいのビルの軒先に立っているのに客だと理解している。こういう細かいところに気がつくのが下町の店のホスピタリティ。客を見ているご主人はただ者ではない。ここ写楽のたい焼は、焼きたてのお味に関しては東京の御三家の2店は越えている。でもあんまり誉めてなかなか買えなくなっては困るかも。観光客が偶然通る場所ではないのがせめてもですね。

「20個以上のご注文は30分~1時間いただきます。もしくはご予約をお願いします。」ということなのでまとめ買いは要予約(TEL03-3873-3453)。たい焼のほかにアイスモナカ、どらやきアイスなどあり。このたい焼多分少しくらい冷めてもおいしいと思う。

ところで冷めきってしまったり、冷蔵庫に入れて冷やしてしまったたい焼のおいしい食べ方は、まずレンジで30秒ほど温める。軽く霧吹きをしてオーブントースターで(1000wなら1~2分)温める。霧吹きをしないと表面が乾燥して食感が落ちるので要注意。その場合はアルミ箔で包み焼きにするとよいかも。

たい焼写楽
東京都台東区浅草3-9-10
03-3873-3453
OPEN 11:00~18:00
定休日 月曜日

コメント

  1. BlogPetのかまちゃん より:

    遠方ってなに?